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【スポーツ茶論】正木利和 卓球の繊細さが生みだす滑らかさ

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【スポーツ茶論】
正木利和 卓球の繊細さが生みだす滑らかさ

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 卓球人生を振り返るとき「おかげでタイトルを取ることができた」と思い出すラケットが3本あるそうだ。たった1グラムの差でもスイングが変わる「手の延長線」にある道具に、彼は徹底的にこだわった。自然乾燥で仕上げたヒノキの単板。それを求め、メーカーの倉庫をあさったこともある。

 京都・祇園の何必館・京都現代美術館で26日まで開かれている彼の個展には、「手の思想」というサブタイトルがついている。彼の造った滑らかな白磁のなかには、手の感じる紙一重の差が勝者と敗者を分けることもある、卓球というスポーツに打ち込んだ経験がこめられている。

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