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【主張】危険運転致死傷罪 常識に沿う不断の改正を

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【主張】
危険運転致死傷罪 常識に沿う不断の改正を

 法律は生き物である。そのありようが国民感情や常識に沿わず、時代に合わないなら、改正を躊躇(ちゅうちょ)すべきではない。不断の見直しが必要だ。

 神奈川県の高速道路で6月、追い越し車線に停止した一家のワゴン車に大型トラックが追突し、2人の娘の目の前で夫婦が死亡した。

 執拗(しつよう)なあおり運転や前方に割り込んでの減速でワゴン車を停車させた乗用車の男を、横浜地検は危険運転致死傷罪などで起訴した。男は神奈川県警に過失運転致死傷などの容疑で逮捕されていた。

 過失運転致死傷罪の法定刑の上限は懲役7年であるのに対し、危険運転致死傷罪は懲役20年で、裁判員裁判の対象となる。横浜地検は県警の逮捕・送検容疑より重い罪での起訴を選択した。

 起訴を受け、両親を失った小学6年の次女は「悪いことをしたのに、なぜ、軽い罪になってしまうのか、重い罪で処罰してもらいたいとずっと思っていました。(被告には)二度と運転してもらいたくないです」とコメントした。これが率直な遺族感情であろう。

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