産経ニュース

【主張】ユネスコと日本 国益守る主張ためらうな

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
ユネスコと日本 国益守る主張ためらうな

ユネスコ本部=10月4日、パリ(ロイター) ユネスコ本部=10月4日、パリ(ロイター)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は「世界の記憶」(世界記憶遺産)に申請された慰安婦資料の登録を見送った。

 資料とは、日中韓を含む8カ国・地域の民間団体などが申請した「日本軍『慰安婦』の声」だ。元慰安婦の証言などが含まれるが、客観的に検証された資料ではない。

 日本が官民で審査制度改善を働き掛けた成果である。引き続き、反日宣伝は許さないという断固たる主張を続けるべきだ。

 登録申請書では、犠牲者の苦しみや屈辱は「大虐殺に匹敵する戦中の惨劇」などと記されたというが、日本を一方的に非難する際に中国などで使われる常套(じょうとう)句だ。

 重要な歴史文書や映像フィルムなどを保存、後世に伝えるというのが制度の趣旨である。日本をおとしめる虚説が「記憶」に刻まれてはたまらない。不登録は当然としても、こうした反日宣伝が横行する事態は、政府の無策が招いたともいえる。

 一昨年は中国側が申請した「南京大虐殺文書」が登録され、撤回されないままになっている。

 ユネスコは日本の主張を踏まえ2019年の審査から歴史的、政治的対立のある案件で関係者の意見を聞き、対立解消まで保留にする制度を導入する。

 一定の改善とはいえるが、今回のケースでも、申請資料の詳しい内容などが分からず対応は後手に回っていた。

続きを読む

「ニュース」のランキング