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【主張】トランプ氏の来日 今こそ同盟の真価発揮を

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【主張】
トランプ氏の来日 今こそ同盟の真価発揮を

トランプ米大統領=10月31日(ロイター) トランプ米大統領=10月31日(ロイター)

 ■自由で開かれた海を取り戻せ

 地域や国際社会の平和のため、日米同盟がその真価を発揮する綿密な打ち合わせとすべきだ。

 トランプ米大統領がアジア歴訪の最初の訪問先として来週、来日し、安倍晋三首相と5回目の首脳会談を行う。

 強い絆の下で日米が結束して行動しなければ、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処し、台頭する中国の覇権主義を抑えられない。

 国民の負託を受けた安倍首相は、トランプ氏との太いパイプを生かし、国難を克服する手立てをしっかり講じるときである。

 ≪北には徹底した圧力を≫

 首相は1日の記者会見で、日本を取り巻く安全保障環境について「戦後最も厳しいと言っても過言ではない」と語った。

 北朝鮮は、9月中旬から核実験や弾道ミサイル発射を控えているものの、核・ミサイル開発をやめたわけではない。「米国の手先となれば、日本列島が丸ごと海中に葬り去られる」と威嚇を続けているのも極めて問題だ。

 トランプ氏のアジア歴訪に先立ち、米軍は3つの空母打撃群を西太平洋へ派遣し、北朝鮮の暴発に備えている。緊張が高まる中での来日である。

 トランプ氏は横田めぐみさんの両親ら、拉致被害者家族と面会する。国連総会ではめぐみさんの事件に言及して北朝鮮を非難した。拉致問題を含む包括的解決への動きも日米間で強めたい。

 北朝鮮には、核・ミサイルを全面放棄させる。目標をそこに置くことを、日米両首脳は改めて確認すべきである。

 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を放棄し、米本土への核攻撃力は自制する。それによって米朝が妥協する。そうした展開は、日本としてけっして受け入れられない。北朝鮮が、周辺国への核攻撃能力を認められるに等しいからだ。それは日本の安全保障上の悪夢である。

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