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【正論】日米同盟の真贋が問われる「真実の瞬間」は、確かに近づいている 東洋学園大学教授・櫻田淳

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【正論】
日米同盟の真贋が問われる「真実の瞬間」は、確かに近づいている 東洋学園大学教授・櫻田淳

東洋学園大学教授・櫻田淳氏 東洋学園大学教授・櫻田淳氏

 先刻の衆議院議員選挙の結果、冷戦期の日本政治を特色付けた「55年体制」下の自民党「1党優位」の様相が復活し、定着しようとしているかのようである。「55年体制」下の日本政治の様相は、「傲岸な一人横綱」と「稽古を怠る平幕」の相撲に例えられるものであったけれども、その様相は平成の御代も末に至って鮮明に再現されようとしている。

≪尻すぼみする「左派連合」≫

 北朝鮮情勢の緊迫が語られる中、「稽古を怠る野党」の姿を象徴するのが、この度の選挙の焦点であった立憲民主、希望両党における安保法制評価である。立憲民主党はその躍進が語られるかもしれない。ただし、立憲民主党が獲得したのは55議席であり、これに共産、社民両党を併せた「日本左派連合」の獲得議席は70に満たない水準に終わった。「日本左派連合」が総議席の15%を占めるにすぎない勢力にまで零落したということの意味は重要である。

 枝野幸男・立憲民主党代表は「安保法制を前提とした9条改憲には反対」と語っているが、立憲民主党が既に「泡沫(ほうまつ)政党」と化しつつある共産、社民両党と轡(くつわ)を並べる限り、その党勢は尻すぼみであろう。

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