産経ニュース

【主張】希望の党 民進回帰では不毛すぎる

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
希望の党 民進回帰では不毛すぎる

 選挙が終わったとたん先祖返りをして「第2民進党」になろうとでもいうのだろうか。

 希望の党が両院議員総会を開いた。そこで安全保障関連法への姿勢について、同法の廃止を求めてきた「民進党の考え方と矛盾しない」という見解を確認した。

 「泥舟」を捨てて新党になだれ込もうとした際とは、ずいぶん話が違う。

 北朝鮮危機を目の当たりにしながら、国の守りに関する基本的な立場をころころ変える。出だしから有権者への重大な背信を犯す党を信頼することはできない。

 衆院選で、小池百合子代表は立候補者との間で政策協定を結んだ。そこには、安保関連法について「憲法に則(のっと)り適切に運用する」とうたっていた。

 集団的自衛権の行使容認への態度をぼかすという問題点はあった。それでも、行使容認を違憲と決めつけ、同法廃止を声高に求めてきた民進党よりは現実的な姿勢に転じるはずだった。

 希望の党で当選した衆院議員の約8割が民進出身者である。民進党の看板では多くの支持を得られず、当選がおぼつかない。だから「小池人気」を頼って合流したのが実態だろう。選挙中から「変節漢」との批判も浴びたろう。この上さらに、民進へ回帰しようとすることこそ、変節の極みだ。

続きを読む

「ニュース」のランキング