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【主張】安倍首相会見 「謙虚」と「慎重」は異なる

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【主張】
安倍首相会見 「謙虚」と「慎重」は異なる

 安倍晋三首相が衆院選後の記者会見で、これからの政権運営について謙虚な姿勢で公約実現を図っていくと強調した。

 国民の理解を得ながら、おごらず丁寧に政治を進めていく。政権が長期化するほど、強く意識すべき点であろう。

 ただし、謙虚さはあくまでも約束を達成するためのものである。

 国難の突破には抵抗も大きい。他の問題で足をとられることもあろう。地道かつ果敢に取り組んでいく上での謙虚さは要る。間違っても課題を先送りする理由としてはなるまい。

 その典型が憲法改正である。

 自民党の二階俊博幹事長はテレビ番組で、憲法改正について「あわてる必要はない」「ゆっくりしているわけにもいかない」と曖昧な口ぶりだった。

 自民党が公約の重点項目に憲法改正を掲げたのを忘れたわけではあるまい。首相が個人的に述べたのではなく、政権与党として憲法改正の推進を約束した重みを踏まえる姿勢が必要だ。

 「改憲勢力」に数えられる公明党、野党の希望の党、維新の会の議席と合わせれば衆院の7割を上回る。

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