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【正論】枝野幸男氏の主張は筋が通っているのか 衆院選の憲法論議歓迎、自衛隊の存在を曖昧にするな 西修

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【正論】
枝野幸男氏の主張は筋が通っているのか 衆院選の憲法論議歓迎、自衛隊の存在を曖昧にするな 西修

駒沢大学名誉教授の西修氏(寺河内美奈撮影) 駒沢大学名誉教授の西修氏(寺河内美奈撮影)

 けれども、枝野幸男代表は、『文芸春秋』2013年10月号に、限定的な集団的自衛権にもとづく憲法9条改正私案を発表し、「そもそも、個別的か集団的かという二元論で語ること自体おかしな話です。そんな議論を行っているのは、日本の政治家や学者くらいでしょう」と明記した。

 いったい、この記述と限定的な集団的自衛権にもとづく平和安全法制の違憲廃止の主張といかなる関連をもつのか、有権者に対して「筋の通った」説明をする責任がある。

 現行憲法の最大の問題点は、平和条項と対となるべき安全保障条項が欠如していることと、自衛隊の合・違憲性をめぐり、果てしのない神学論争が繰り返されてきていることである。

 憲法施行から70年を経て、また自衛隊が創設されて以来63年が経過しているにもかかわらず、このような状況が続いてよいはずがない。

 ≪国防条項を欠く憲法は皆無≫

 私は世界の189カ国の現行憲法を調査したところ、159カ国の憲法(84%)に平和条項が設定されており、そのうち500万人以上の人口を擁する国で、国防条項を欠いている憲法は皆無だった。日本国憲法が独立国家にふさわしい憲法といえないといわれる所以(ゆえん)である。

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