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【主張】柏崎刈羽「合格」 衆院選で国の意志を示せ

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【主張】
柏崎刈羽「合格」 衆院選で国の意志を示せ

 衆院選が迫る中での原発合格である。

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県刈羽村)の安全審査において、事実上の合格証となる「審査書案」が原子力規制委員会によって了承された。

 2基は改良型沸騰水型(ABWR)と呼ばれるタイプで、出力は各135・6万キロワットと大型だ。

 福島第1原発と同じ沸騰水型(BWR)の合格は、初めてのことである。東北電力や北陸電力など他のBWR原発の審査進捗(しんちょく)につながることを期待したい。

 過酷事故の重い責任を背負い、規制委の厳しい指導に応えて再稼働のゴールが見える所まで安全対策を積み上げた東電の努力は評価に値する。

 だが、独自の冷却装置導入などで安全性を高めた6、7号機に、衆院選の嵐の逆風が吹き始めた。希望の党の小池百合子代表が「2030年の原発ゼロ」を打ち出したことなどによる影響だ。

 具体策と説得力のある論拠を示せないままの原発ゼロ論は、社会に無用の混乱をまき散らす風評レベルの空虚な言説だ。新潟県の米山隆一知事も再稼働への同意に難色を示している。

 国民に安価で安定した電気を供給することを含めたエネルギー安全保障の観点からは、ともに極めて無責任な対応である。

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