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【主張】トランプ国連演説 北の核阻止へ決意みせた

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【主張】
トランプ国連演説 北の核阻止へ決意みせた

国連総会の一般討論で演説するトランプ米大統領=19日、ニューヨークの国連本部(ロイター) 国連総会の一般討論で演説するトランプ米大統領=19日、ニューヨークの国連本部(ロイター)

 北朝鮮の核・ミサイル戦力を世界全体への脅威と位置づけ、世界をリードする意思を表明したことを歓迎したい。

 注目されたトランプ米大統領の初の国連演説は、自国や同盟国を守るためには相手を「完全に破壊」するという、強力な警告を発する舞台ともなった。

 「米国第一」を掲げるトランプ政権は当初、国外の紛争への関与を嫌っていた。だが、国際秩序の維持は国益に直結する。これを守るには世界で指導力を発揮するしかない。演説にはそうした決意が読み取れるのではないか。

 国連総会の一般討論演説は、各国首脳らが世界に対し、外交分野の理念や戦略を表明するものだ。初日に行われる米大統領演説は、とりわけ注目度が高い。

 武力行使という選択肢をトランプ政権は堅持してきた。だが、国連総会で直接、大統領が発言したことの意味は重い。

 トランプ氏は金正恩政権に挑発をやめさせるため、制裁強化に向けて「全ての国が連携するときだ」と強調した。北朝鮮に武器を供与し、経済支援をする国があると指摘したのは中国、ロシアを牽制(けんせい)したものである。

 この決意に基づき、圧力を高める具体的な行動をとってもらいたい。日米韓が結束するのをはじめ、世界各国に働きかけていくことが求められる。

 2度目の日本越えの弾道ミサイル発射を受けた、国連安全保障理事会による追加制裁も急ぐ必要がある。日本も決意を共有し、主体的に打つべき手を実行に移さなければならない。

 トランプ氏の演説は、日本人拉致問題をはじめ、金正恩氏の異母兄である金正男氏の暗殺、国内の餓死、投獄、拷問などに触れた。体制が持つ凶暴性や異常性を多くの面から指摘した。

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