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【主張】教師の働き方 「本業」に力注げる改革を

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【主張】
教師の働き方 「本業」に力注げる改革を

 教員の働き方改革が検討されている。意欲ある教師が、仕事をしやすい学校環境をつくり、教育の質向上につなげてもらいたい。

 中央教育審議会の特別部会が、学校の業務効率化を求める緊急提言を出した。背景には、教職員の長時間労働が常態化していることがある。

 文部科学省の調査では「過労死ライン」にあたる週60時間以上勤務の教員が、公立小学校で3割、中学で6割にのぼるという。

 事務作業などに追われ、授業の準備といった本来の教育活動に専念できない実態も指摘される。

 経済協力開発機構(OECD)の国際比較などで浮かんだ、日本特有の課題といえるが、長時間働いても、子供に向き合う時間が少ないのでは本末転倒だろう。

 提言は学校、教育委員会、文科省それぞれに改善策を求めた。例えばタイムカードの導入で勤務時間を把握し、管理職の役割分担を明確化する。

 民間ではあたり前のことが、教員社会ではできていない。

 校長や教頭の言うことを聞かない。一人で問題を抱え込む。特定の教員に生徒指導などの業務が集中する。この際、こうした悪弊を見直してもらいたい。

 部活動についても休養日の設定など適切な運営を求めた。土日の引率を含め、一部の教員に集中し、負担になっている点は改善すべきである。

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