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【蔭山実のスポーツ茶論】スポーツの活性化、社会との関わりに踏み込む

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【蔭山実のスポーツ茶論】
スポーツの活性化、社会との関わりに踏み込む

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 「ここで鍛えて、今後の活躍に生かしてほしい。学生野球の集大成として、野球にしっかりと取り組み、向き合ってもらうことで、卒業後の人生の宝になる」

 8月10~12日に行われた今年のサマーリーグは三条市を拠点に、隣接する長岡市と見附市にも球場を拡大された。開会式での三条市の代表者の言葉は、選手を支える地域にも目を向けると、スポーツを通じた「ひとづくり」の潮流ができつつあることを感じさせる。

 参加したのは、立教大▽慶応大▽法政大▽明治大▽東洋大▽筑波大-の6チームで、1試合ずつの総当たり戦を行った。昨夏の甲子園で注目された1年生も登場するとあって、多くのファンが球場を訪れた。

 一方で、運営の学生スタッフは実地で経験を積み、選手は交流試合を通じて高校生の模範となる。地元では地域の活性化につなげる意識が強まる。こうした効果を含めて「三条モデル」という言葉もでき、それに着目した関西の関係者が同様の取り組みの実現に向けて視察に訪れていた。

 いつでも多くのファンが野球場に足を運ぶ時代を築くことができるか。それを考えることも、こうしたスポーツと社会の関わりに踏み込んだ活性化策を見いだすことにあるように思う。

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