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【iRONNA発】老老介護 「セカンドハネムーン」という考え方 小山朝子氏

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【iRONNA発】
老老介護 「セカンドハネムーン」という考え方 小山朝子氏

認知症を患った声優、大山のぶ代さん(左)の介護を続ける中、今年7月に死去した夫の砂川啓介さん=平成19年6月 認知症を患った声優、大山のぶ代さん(左)の介護を続ける中、今年7月に死去した夫の砂川啓介さん=平成19年6月

重要なケアマネ

 事件が発覚するまでの4年間で姉妹宅のリフォーム工事に関わった業者は19社あり、姉妹が請求された金額は約4800万円に上った。姉妹は被害に遭った事実も把握できず、近隣の住民が気づいて市に相談しなければ、この事件は明らかにはならなかった。

 姉妹が介護保険の申請を行い、介護保険のサービスを手配・調整する介護支援専門員(ケアマネジャー)やヘルパーなどの介護スタッフが出入りすれば、もっと早く事件が表面化し、被害総額もここまで膨らむことはなかったのではないだろうか。

 他方、こんな老老介護もある。10年ほど前だったか、私は海辺からほど近い神奈川県内のあるお宅を訪問した。老老介護で夫婦ともに生活の一部に介護が必要であった。この夫婦の家の近くにある事業所の管理者であるベテラン女性ケアマネジャーがこまめに足を運んで2人の見守りをしていた。

 ケアマネジャーとともに2人の住まいにうかがう前、私は2人がどんな生活をしているのかを想像して陰鬱な気分でいた。しかし、お宅に到着すると、そこには目を疑うような光景があった。足の踏み場もないような部屋の中で、夫婦はカセットプレーヤーにマイクが付いたカラオケ機器を使い、戦後の歌謡曲を楽しそうに歌っていたのである。

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