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【主張】100年時代会議 人材育成に的を絞り込め

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【主張】
100年時代会議 人材育成に的を絞り込め

 いったい何をしたいのか輪郭がはっきりしなくなった。政府の「人生100年時代構想会議」が掲げるテーマである。

 すべての人に開かれた教育機会の確保から、高等教育内容の改革、新卒一括採用の見直し、社会保障改革にまで至る。あまりにも間口が広い。

 いずれも腰を据えてあたるべきものだ。年内に中間報告、来年前半に基本構想を打ち出そうというのでは、深みのある議論など期待できそうもない。

 安倍晋三政権が初めに掲げたのは「人づくり革命」である。そこへの集中的な取り組みを図ってもらいたい。

 安倍首相が着目したのは、人口が減り、少子高齢化が進む日本で、労働生産性を向上させていくためには教育が重要だと判断したからだろう。

 人工知能(AI)の開発で、職種も大きく変化する。人間がいらなくなる職場がどんどん出てくるとの予測もある。

 社会の荒波を乗り越えるには、何度も学び直せる仕組みがいる。その考え方は間違っていない。

 だが、今の進め方では人づくり革命の議論自体が生煮えとなりかねない。雇用改革や社会保障改革などは、政府の別の有識者会議に委ねるのが効率的である。

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