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【宮家邦彦のWorld Watch】日本はミサイル防衛で強い意志を北朝鮮に示せば抑止効果は大いに高まる

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【宮家邦彦のWorld Watch】
日本はミサイル防衛で強い意志を北朝鮮に示せば抑止効果は大いに高まる

北朝鮮の朝鮮中央テレビが放映した金正恩朝鮮労働党委員長の画像。モニターには北海道上空を横切る「火星12」の飛行ルートが表示されている(共同) 北朝鮮の朝鮮中央テレビが放映した金正恩朝鮮労働党委員長の画像。モニターには北海道上空を横切る「火星12」の飛行ルートが表示されている(共同)

 今月3日、北朝鮮が再び核実験を強行した。先代の金正日時代は3年間隔だったが、正恩時代は間隔が短くなり既に4回目。明らかに計画は加速しつつある。彼は何を焦っているのか。

 最近、北朝鮮ウオッチャーのコメントがパターン化してきた。例えばこんな具合だ。

 ●次の××記念日前後にICBM(大陸間弾道ミサイル)発射か核実験がある。

 ●北朝鮮が核兵器開発計画を断念することは絶対にない。

 ●圧力による解決は不可能、今こそ対話を考えるべし。

 筆者の見立てはちょっと違う。北は長期計画の技術的所要に基づき実験を続けている▽記念日のためにミサイルを発射しているわけではない▽核開発凍結のための対話はいずれも失敗してきた▽まずは圧力を加え、核開発断念の対話を模索すべきだ。

 要するに、北朝鮮の動きに一喜一憂する必要はないということ。残念ながら、従来の経済制裁の効果は限定的だった。今回採択された決議では米国が当初望んだ「原油・石油精製品の全面禁輸」などが大幅に後退している。今後も中露、特に中国は北朝鮮を直撃する制裁強化には賛成しないだろう。北の核ICBM開発が完成するまで、この種のイタチごっこは続く。制裁強化のカギは中露が握っているが、両国の本音は微妙に異なる。ロシアにとってはクリミア事件による経済制裁解除に向けた対米戦術の一環でもあるが、中国にとって北朝鮮は自国の安全保障に直結する大問題。10月に党大会を控える中国が、米国の圧力に屈するわけにはいかないのだ。

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