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【主張】北方領土問題 露の暴言を放置するのか

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【主張】
北方領土問題 露の暴言を放置するのか

 だが、現実には、日本の主権は無視されたまま、前のめりに共同経済活動が進んでいる。

 ロシア政府が先月、国内法に基づいて北方領土の色丹島への設置を決めた経済特区は、「特別な制度」と明らかに矛盾する。

 極東地域を統括するトルトネフ副首相は、優先5分野について2カ月以内に具体化するよう日本側に求め、その後は、「他の特区同様、ロシアや全世界で投資家を探す」と語ったという。

 恫喝(どうかつ)するかのような発言ではないか。日本固有の領土である北方領土をめぐる暴言に、政府はどこまで抗議しているのか。

 共同経済活動の意義が認められるとすれば、北方四島の返還に向かう道筋を切り開くものであることに限られる。事態が後退するばかりのアプローチなら誤りだ。

 北朝鮮への対処では、日本や米国、韓国などが主張する石油禁輸を含む強い追加制裁について、中国やロシアは拒む構えだ。

 プーチン氏が東方経済フォーラムで「外交手段が唯一の正しい方法」「周辺地域の経済協力に北朝鮮を引き込む必要がある」と述べたことからも明らかだ。両首脳が会談で激しく応酬したもようは伝わってこない。果たして、この信頼関係を国民は支持できるか。

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