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【主張】6大会連続W杯 「夢」の現実化に学びたい

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【主張】
6大会連続W杯 「夢」の現実化に学びたい

W杯出場を決め、長谷部誠を手荒く祝福する吉田麻也、本田圭佑、岡崎慎司、原口元気ら=31日、埼玉スタジアム(撮影・中井誠) W杯出場を決め、長谷部誠を手荒く祝福する吉田麻也、本田圭佑、岡崎慎司、原口元気ら=31日、埼玉スタジアム(撮影・中井誠)

 サッカーの日本代表が2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア最終予選を勝ち抜き、6大会連続で出場切符を手にした。

 快挙である。W杯そのものが遠い存在だったのは、それほど昔のことではない。サッカー界を挙げて夢を現実のものとした計画、努力、挑戦の成果である。常連国の仲間入りを果たした今こそ、本大会での活躍を望みたい。

 契機は、1985年のメキシコ大会アジア予選だった。雨の国立競技場で行われた韓国戦に敗れてW杯はまたも遠のき、当時のサッカー協会の若き幹部らは「このままでは未来永劫(えいごう)、W杯に出場することはできない」との危機感から2つの目標を打ち出した。

 プロリーグの創設と、W杯の日本招致である。無謀とも冷笑された遥(はる)かな夢は、93年のJリーグ開幕と2002年日韓大会で成就する。これと並行して日本代表の強化も進み、出場切符を寸前で逃した米国大会予選の「ドーハの悲劇」を経て、98年フランス大会で初出場を果たした。以来、連続出場を続けている。

 W杯予選は、世界の強豪国にとっても過酷な戦いである。イタリアやイングランド、フランス、アルゼンチンといった優勝経験国も出場を逃したことがあり、予選突破に失敗したことがないのはブラジルとドイツだけだ。

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