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【日曜に書く】太陽の活動低下で地球冷えるか 米のパリ協定への距離感は正解かもしれない 論説委員・長辻象平

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【日曜に書く】
太陽の活動低下で地球冷えるか 米のパリ協定への距離感は正解かもしれない 論説委員・長辻象平

 友人の見舞いで19日の土曜、高知市に行った。曇天の羽田空港とは対照的に龍馬空港は、まばゆい日射と暑さに満ちていた。地球温暖化の見本のような南国・高知の真昼だった。

 温暖化問題でトランプ米大統領の評判が悪い。国際的な新枠組みである「パリ協定」からの離脱を通告したためである。

 世界中からブーイングを受けているが、完全な裏切り行為とはいえない。離脱しても米国の二酸化炭素(CO2)排出は確実に減るからだ。CO2の発生が少ない国産シェールガスの利用によって排出削減は進む。

 ◆中国の排出で帳消しに

 日本はパリ協定で2030年に13年比で26%削減という目標を公約しているが、そんなことができるのか。

 京都議定書の6%削減でさえリーマン・ショックに救われての達成だった。膨大な対策事業費を投入したにもかかわらず効果は乏しく、“不況の神風”によるエネルギー消費の低迷がなければ、不履行となっていたところだった。

 日本は京都議定書の以前から独自に省エネに取り組んでいたので、削減余地が多い欧米とは条件が違うのだ。

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