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【産経抄】「神対応」だった松山千春とシンディ・ローパー 8月23日

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【産経抄】
「神対応」だった松山千春とシンディ・ローパー 8月23日

 その日南米アルゼンチンの空港では、フライトの遅延や欠航が相次いでいた。足止めをくらった乗客のいらだちが頂点に達したころである。黒ずくめの衣装にサングラス姿の女性が、突然歌い始めた。「正体」は、その場に居合わせた米国の人気歌手、シンディ・ローパーさんである。乗客はローパーさんを囲み、大合唱が始まった。

 ▼歌手の松山千春さん(61)の機転を利かせた行動が、話題となっている。20日昼、出発を待っていた新千歳空港発伊丹空港行きの全日空機は、Uターンラッシュの混雑で1時間以上も遅れていた。

 ▼松山さんは機長の許可を得た上で、機内放送用のマイクを手に代表曲の「大空と大地の中で」を熱唱した。♪果てしない大空と 広い大地のその中で…。ピリピリしていた機内の雰囲気はたちまち和み、大きな拍手が湧き起こった。

 ▼空港での即興ライブから数日後、日本公演を控えたローパーさんの姿が羽田空港にあった。平成23年3月11日の夜である。昨日の小紙大阪版夕刊のコラムは、東日本大震災に際して松山さんが発したメッセージを紹介していた。「知恵がある奴(やつ)は知恵を出そう。力がある奴は力を出そう。金がある奴は金を出そう。『自分には何も出せないよ…』という奴は元気を出せ!」。

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