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【産経抄】テロでカタルーニャ州独立運動はどうなる 8月21日

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【産経抄】
テロでカタルーニャ州独立運動はどうなる 8月21日

市民らが追悼の花やメッセージをささげ、犠牲者の冥福を祈るテロ現場(バルセロナのランブラス通り、岡部伸撮影) 市民らが追悼の花やメッセージをささげ、犠牲者の冥福を祈るテロ現場(バルセロナのランブラス通り、岡部伸撮影)

 スペイン第2の都市、バルセロナの繁栄の基礎を作ったのは、13世紀にこの地を治めたジャウメ1世である。市域を一挙に拡大し、新たな市壁を築いた。壁沿いには、周辺農家の人たちが農産物を売りにきて、市場が自然発生していた。

 ▼「バルセロナ市民とよそ者がともに集う現代ランブラス通りのにぎわいの原点といえよう」(『バルセロナ』岡部明子著、中公新書)。つまり、世界中から年間1100万人以上が訪れる観光都市のメインストリートは、壁の跡地にできている。

 ▼モロッコ人らからなるグループが乗ったワゴン車が、この通りを散策中の人たちを次々にはねた。南方の街カンブリスでも、同じグループが運転する乗用車が通行人に突っ込んだ。連続テロによって14人が亡くなった。負傷者を含めると、被害者の出身地は34カ国・地域に及ぶという。

 ▼当初爆弾テロを計画していた犯行グループは、爆発物の製造に失敗して、車を使ったテロに切り替えたらしい。日本でも人気の高いサグラダ・ファミリア大聖堂も、標的になっていた可能性がある。

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