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【主張】バルセロナでテロ 蛮行に屈せぬ決意共有を

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【主張】
バルセロナでテロ 蛮行に屈せぬ決意共有を

 スペインのバルセロナでワゴン車が歩道を暴走し、観光客ら100人以上が死傷した。車両による無差別大量殺傷のテロである。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」は「IS戦士が攻撃を行った」とする「犯行声明」を出し、シリアなどでIS掃討作戦を行う米軍主導の有志連合に対する報復であると主張した。

 理由はどうであれ、テロは許されない。命を失い、負傷したのは無辜(むこ)の人々である。日米、欧州各国の首脳らがスペインへの連帯を表明したのは当然である。

 イラクの最大拠点モスルなどを失ったISは、弱体化が進む一方で、テロを世界的に拡散させることが懸念されている。2020年に開催する東京五輪も格好の標的となり得る。日本も国際社会とともにテロと対峙(たいじ)し、万全の警備体制で臨む必要がある。

 観光客らが悲鳴をあげて次々倒れた悲惨な現場は、欧州有数の観光地、ランブラス通りだった。高級商店や飲食店が並び、テラスが連なる明るい表通りは一年中、散策する観光客であふれている。

 ワゴン車は人混みの中をスピードをあげてジグザグに走り、殺傷を繰り返した。到底許し難い無慈悲で野蛮な犯行である。

 欧州では6月のロンドン、昨年7月のフランス・ニース、12月のドイツ・ベルリンなどで車両による無差別テロが相次いでいる。

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