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【松浦肇の緯度経度】米国人が恐れるのは北朝鮮だけではない、自国の大統領にもだ

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【松浦肇の緯度経度】
米国人が恐れるのは北朝鮮だけではない、自国の大統領にもだ

ニューヨークの弁護士はトランプ氏のビジネスマン時代をよく覚えており、「大ざっぱで勢いにまかせる気質の持ち主が『核のボタン』を持っているのは心配だ」との声が聞かれた。

 実際、大統領だけの判断による核先制攻撃を規制する法案が米議会に提出されている。CFRの電話会合でも、米国民に早期解決を期待させたり、北朝鮮を挑発するトランプ氏の軽率な言動が批判された。

 米政府は94年に核開発疑惑のあった北朝鮮への先制攻撃を検討したことがある。だが、空軍幹部が「犠牲者は100万人。予算で1兆ドルかかる」と進言すると、当時のクリントン大統領は思いとどまった。

 クリントン氏は結局、カーター元大統領を特使として北朝鮮に送って、危機を乗り越えた。トランプ氏はどうする?(ニューヨーク 松浦肇)

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