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【正論・戦後72年に思う】「経験主義」との決別が国を変える それを乗り越えるのは政治主導だが… 千葉工業大学惑星探査研究センター所長・松井孝典

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【正論・戦後72年に思う】
「経験主義」との決別が国を変える それを乗り越えるのは政治主導だが… 千葉工業大学惑星探査研究センター所長・松井孝典

千葉工業大学惑星探査研究センター所長・松井孝典氏(伴龍二撮影)  千葉工業大学惑星探査研究センター所長・松井孝典氏(伴龍二撮影) 

 それを乗り越えるのが政治主導の意味だが、わが国の政治家にそのような思考は期待できない。昨今の政治状況を見れば、わかるだろう。

 問題はそれが若者に蔓延(まんえん)していることだ。筆者の近い分野でいえば、理数離れもその一つの兆候だ。推測、推論は数学において鍛えられる。物理学は経験に基づくが、推測、推論も必須だ。

 なぜそうなったか、一言でいえば、教育行政の失敗である。今それに気づき、改革しなければ国の将来は明るくないだろう。

 わが国を改革するのに必要なのは、経験主義からの決別である。

 経験のみに基づく解釈を推測によって補い、より良いものに変えていく。それだけで国も人生も劇的に変わる。難しいことではない。その気持ちをみんなが持つことだ。(千葉工業大学惑星探査研究センター所長・松井孝典 まついたかふみ)

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