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【中江有里の直球&曲球】北海道東川町は「写真の町」で地方創生 

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【中江有里の直球&曲球】
北海道東川町は「写真の町」で地方創生 

 先月末、北海道へ出掛けた。目的地は旭川空港から15分ほどの場所にある東川(ひがしかわ)町。田園風景が続くのどかなこの町は「写真の町」としても知られ、毎年7月末から8月にかけて東川町国際写真フェスティバルが開催される。

 東川町が「写真の町」宣言をしたのは、町おこしがきっかけである。この町は上水道がない。地下水をくみ上げて生活用水として使えるほど水がきれいだ。その水で育てた「東川米」も評判を呼んでいる。そうした特産品や自然の恵みも十分あるが、他の地域と同じようなことをするのではなく、あえて「写真」での町おこしに取り組んだ。

 「被写体になりそうな美しい景観がある」という理由で提案されたそうだが、物ではなく、写真という文化の地域振興は珍しい。

 どのように「写真」が町おこしをするのかイメージができなかったが、現地に足を運んでわかった気がする。

 写真の町のメーンイベントが冒頭に記した東川町国際写真フェスティバルである。具体的には日本の高校写真部の目標となっている「全国高等学校写真選手権大会」(通称写真甲子園)と、国内外の優れた業績を残した写真家5人に贈られる「写真の町東川賞」である。

 贈呈式は受賞者のみならず、審査員を務めた日本に名だたる写真家、写真評論家、アートディレクターなどもそろう。

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