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【日曜に書く】広島をどう描くのだろう 論説委員・佐野慎輔

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【日曜に書く】
広島をどう描くのだろう 論説委員・佐野慎輔

 日本中にそうした人たちが少なからずいらっしゃるだろう。静かに祈りを捧(ささ)げたい。語り継いでいかなければ、と思う。

 ◆開会式で発信する

 3年後の2020年8月6日は、東京オリンピックの会期終盤にあたる。数々の競技種目の決勝が行われ、日本は興奮のただなかにあることだろう。

 いま、その準備が進む。聖火リレーのコース選定や大会マスコットの選考に向けた動きが公表された。

 7月24日の開会式、8月9日の閉会式についても、寄せられた有識者の意見やパブリックコメントなどをもとに、セレモニーの検討が始まっている。

 このところ、開会式では国の創建から苦難の時代、産業の勃興と発展など、開催国の歴史をつづった壮大な芸術パフォーマンスが展開されている。そこに未来を志向したメッセージ性が加わって、セレモニーが構成されていく。

 昨夏のリオデジャネイロ大会では、サンバやボサノバの陽気なリズムに乗り、カラフルな色彩によって歴史絵巻が繰り広げられた。他方、映像を効果的に使って地球温暖化による環境破壊と保護の大切さを訴えた。

 映画監督、フェルナンド・メイレレス氏による巧みな演出をいまなお、覚えていらっしゃる方も少なくないだろう。

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