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【主張】拉致と内閣改造 全面解決への決意を示せ

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【主張】
拉致と内閣改造 全面解決への決意を示せ

 北朝鮮による拉致問題は、膠着(こうちゃく)している。横田めぐみさんら被害者の帰国は果たされていない。北朝鮮に対しては、あらゆる機会をとらえて全面解決に向けた強いメッセージを発信し続けなくてはならない。

 今回の内閣改造は、北朝鮮にどう受け取られたか。拉致問題担当相は厚生労働相となった加藤勝信氏が引き続き兼務する。

 厚労省はその名が示すように、旧厚生省と労働省が一つになったもので、これを担当する大臣は激務である。加えて加藤氏は働き方改革担当相も兼務する。

 改造内閣発足に伴う記者会見で安倍晋三首相は、加藤氏の起用について、働き方改革の実行への期待のみを述べた。

 限られた会見時間の中で、すべての課題を網羅することは不可能である。だが安倍政権の最重要、最優先課題であるはずの拉致問題に、一言の言及もないのは、どうしたことか。

 拉致被害者の家族会の中には、留任による継続性を評価する声があるものの、兼務への懸念、失望も根強くある。

 同様の印象は、北朝鮮にも伝わろう。安倍政権における拉致問題の優先順位は低い。そう受け取られれば、北朝鮮は動かない。

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