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【正論】百田尚樹さん講演を阻んだ大学人は何も考えていない 文系教授は「考えない足」 筑波大学大学院教授・古田博司

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【正論】
百田尚樹さん講演を阻んだ大学人は何も考えていない 文系教授は「考えない足」 筑波大学大学院教授・古田博司

古田博司・筑波大学大学院教授 古田博司・筑波大学大学院教授

 幸か不幸か大学教授になってしまった私は、定年を間近に控えてとてつもない事実に気づいてしまった。大学の同僚の多くが、「考える」ことをしていないのではないか。そう思うと彼らの論文が急に色あせてみえた。

 ディシプリン(分野の規範)に沿って、西洋人の学説を紹介し、日本人の研究を組み合わせ、気の利いたことを一言二言付け加え、さらなる史料の発見が待たれるとか希望的観測を述べる。これでは、これだけ勉強しました、という小学生の「勉強日誌」と変わらないのではないか。

 ≪民族に存在する脱落した命題≫

 パスカルは「人間は考える葦(あし)」だと言ったが、われわれ文系教授は「考えない足」だ。調査し史料をかき集めて一人悦に入る。

 大学教授の講義には、(1)毎年同じような「読経型」(2)勝手気ままな「演説型」(3)学生にやらせる「トレーニング型」の3類型しかない。驚愕(きょうがく)した私は、直ちに担当ゼミをトレーニング型に変えた。

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