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【主張】内閣支持率の急落 姿勢を改め信頼取り戻せ

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【主張】
内閣支持率の急落 姿勢を改め信頼取り戻せ

 衆院予算委の閉会中審査で答弁を求め挙手する安倍首相=24日午前  衆院予算委の閉会中審査で答弁を求め挙手する安倍首相=24日午前

 自らの政治姿勢や言動に有権者が厳しい視線を向けている。それが顕著な数字で示されたことを、安倍晋三首相には重く受け止めてほしい。

 産経新聞社とFNNの7月世論調査で、安倍内閣の支持率が34・7%にまで落ち込んだ。平成24年の第2次内閣発足以降で最低の水準である。

 すぐに思い浮かぶ要因には、失言などを重ねる稲田朋美防衛相の存在がある。さらに、その任命責任を負う安倍首相自身も、学校法人「加計学園」問題への対応に誠実さが欠けると思われている。

 多くの国民の信頼を得られない状況で、重要課題を遂行するのは困難である。誤解があれば説明を尽くし、謙虚な姿勢で信用を回復する。今後の政権立て直しを図るうえで不可欠な要素といえる。

 調査では、首相を「信頼している」と答えた人がほぼ3割にとどまった。逆に「信頼していない」との回答が6割を超えた。首相の指導力や政策全般への評価が落ちているのも、やむを得まい。

 「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる野党の追及は、どこに法的、政治的な問題があるかを示し切れず、説得力に乏しい。

 それでも、首相や政府側の対応は疑念を払拭できていない。木で鼻をくくったような答弁や、首相自身が大声でやじを飛ばしたことなども反発を招いたのだろう。

 24日の衆院予算委員会で、首相は支持率低下の理由について「私の答弁姿勢への批判もあるだろう」と語った。その認識を忘れず、政権運営にも生かしてほしい。内閣改造は、人心を一新し、国民の期待を取り戻す陣容を整える機会とすべきだ。

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