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【主張】東京五輪まで3年 高揚感とともに迎えたい 

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【主張】
東京五輪まで3年 高揚感とともに迎えたい 

東京五輪まで3年となり、作業が進む新国立競技場の建設現場=東京都新宿区(本社チャーターヘリから、納冨康撮影) 東京五輪まで3年となり、作業が進む新国立競技場の建設現場=東京都新宿区(本社チャーターヘリから、納冨康撮影)

 《鐘が鳴る。鳴りわたる。やがて電子音楽のひびきとなって、十万人の国立競技場から晴れあがった秋空にこだまする》昭和39年10月10日、東京五輪の開幕を伝える産経新聞夕刊1面の書き出しである。

 行間にあふれるのは、当時の高揚感である。

 3年後の7月24日、2度目の東京五輪が開幕する。前回と同じ高揚、興奮をもって開会式を迎えることができるだろうか。それは今後3年間の、準備の成否による。

 4年前の9月、ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で2020年五輪の開催都市が東京に決まったとき、国中が歓喜に沸いた。オールジャパン体制で招致レースを勝ち抜いた東京五輪は、希望の大会となるはずだった。

 だが大会の顔となる東京都知事は猪瀬直樹、舛添要一と2代にわたって金銭問題で失脚した。開閉会式会場でもあるメインスタジアムの新国立競技場は建設計画が白紙撤回され、大会エンブレムも盗用疑惑から再選考された。

 競技会場の整備計画や費用負担をめぐっては、いくつもの対立構図が生まれ、「東京五輪」は、おおむね負の話題として語られてきた印象がある。こんなはずでは、なかったろうに。

 海外に目を向けても、肥大化の一途をたどる五輪を敬遠する傾向が強くなっている。

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