産経ニュース

【正論】日本経済はマンネリに覆われているが…マンネリを恐れてポピュリスト政権を生み出してはいけない 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦 

ニュース コラム

記事詳細

更新

【正論】
日本経済はマンネリに覆われているが…マンネリを恐れてポピュリスト政権を生み出してはいけない 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦 

吉崎達彦 双日総合研究所チーフエコノミスト 吉崎達彦 双日総合研究所チーフエコノミスト

 エコノミストの間で「月例文学」と呼ばれるものがある。政府が発表する月例経済報告である。

 6月には基調判断が上方修正され、「景気は、緩やかな回復基調が続いている」となった。それ以前は「一部に改善の遅れもみられるが」というただし書きがついていた。ちなみに昨日発表の7月分は変更なしであった。

 ≪企業が陥る「事なかれ主義」≫

 最近、基調判断の変更は半年に1回程度である。それくらい変化に乏しい。昨年12月に上方修正が行われた前は、同年3月の下方修正まで遡(さかのぼ)る。このところの「月例文学」はマンネリ気味なのだ。

 ちなみにアベノミクスが始まった2013年には、12カ月中7回もの上方修正が行われている。あの年は、確かに景気が回復しているという実感があった。ところが消費増税が行われた14年4月以降は、まさしく「緩やかな回復基調」の連続である。

続きを読む

「ニュース」のランキング