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【日本の未来を考える】EUとの経済連携協定の恩恵 韓国自動車メーカーへの不利も解消 学習院大教授・伊藤元重

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【日本の未来を考える】
EUとの経済連携協定の恩恵 韓国自動車メーカーへの不利も解消 学習院大教授・伊藤元重

伊東元重氏(野村成次撮影) 伊東元重氏(野村成次撮影)

 当面は、米国を除いたTPP11の締結を急ぐということになるだろうが、その先には米国のTPPへの復帰、あるいは日米2国間の経済連携協定への動きとなるかもしれない。農業者の圧力だけでTPPなどが動くというものではないが、日本とEUの経済連携協定の動きが、その先の経済交渉の方向性に影響を及ぼす存在となっている。通商交渉を自転車に例えることがある。自転車は漕(こ)ぎ続けなければ倒れてしまう。自由貿易の体制にも似たようなところがあり、通商交渉が停滞すると、その隙をついて保護主義的な動きが広がることになりかねない。EUの経済連携に続いてTPPの締結についても日本が主導的な役割を演じていくことを期待したい。(いとう もとしげ)

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