産経ニュース

【佐藤優の世界裏舞台】1時間45分も長引いた米露首脳会談の外交的意味を探ってみると…

ニュース コラム

記事詳細

更新

【佐藤優の世界裏舞台】
1時間45分も長引いた米露首脳会談の外交的意味を探ってみると…

7日、ドイツ・ハンブルクで会談するトランプ米大統領(右)とロシアのプーチン大統領(AP) 7日、ドイツ・ハンブルクで会談するトランプ米大統領(右)とロシアのプーチン大統領(AP)

 7日、米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれたドイツ・ハンブルクで初の首脳会談を行った。

 〈両首脳はオバマ前米政権時代に悪化した米露関係の修復を目指し、当初30分程度だった会談時間は約2時間15分に及んだ〉(9日本紙)

 首脳会談には大きく分けて2つのタイプがある。第1は相互訪問による会談だ。公式訪問、実務訪問という名称にかかわりなく、実質的な交渉はこの機会を利用して行われる。

 第2は国際会議などマルチの場を用いて行われる首脳会談だ。この場合、「やあやあご機嫌いかが」というような顔つなぎが主な目的で、実質的な交渉が行われないことが多い。予定時間も30分から1時間であることがほとんどだ。

 今回の米露首脳会談も当初の予定が30分だったので、米露の事務当局は実質的な交渉が行われることを想定していなかった。会談が1時間45分も長引いたのは、トランプ氏とプーチン氏の相性が合ったからだ。

 〈トランプ氏は会談で、米情報機関が断定しているロシアによる2016年大統領選への干渉に懸念を表明。ロシア側は証拠を示すよう要求し、双方の食い違いが明らかになった〉(同)ということだ。

続きを読む

「ニュース」のランキング