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【主張】ヒアリ侵入 体はミニでも脅威は大だ

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【主張】
ヒアリ侵入 体はミニでも脅威は大だ

 強い毒を持ち、刺されると人命に関わることもある南米原産のヒアリが日本に上陸した。

 5月下旬の兵庫県尼崎市での発見に始まり、神戸港、名古屋港、大阪南港と続き、東京港でも見つかった。中国からのコンテナ貨物に紛れ込んでいたとみられる。

 ヒアリは10年以上前から中国に定着しており、同国からのコンテナを受け入れている港湾では検疫体制の強化が必要だ。

 ヒアリが国内の貨物輸送ルートに便乗すれば、港湾周辺から離れた土地にも急速に分布を拡大してしまう。対策が後手に回ると撲滅に要するコストは膨れあがる。

 水際での防除をいかに徹底させられるか。強毒アリ対策の成否はこの一点にかかっている。

 日本には約270種もの在来種が生息しているので、外観からヒアリを識別するのは難しい。

 だが、ヒアリの巣は特徴的だ。土を盛り上げ、直径25~60センチ、高さ15~50センチのドーム状の大きなアリ塚を作る。日本のアリでは高さ10センチがやっとなので区別がつく。こんな巣を見つけたら、急いで全国に7つある地方環境事務所などに連絡してほしい。

 アリは小さな生物だが、軽く見てはいけない。在来のアリや他の生物が対抗手段を持たない外来種のアリは要警戒だ。

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