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【主張】水害に備える 早めの行動で命を守ろう

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【主張】
水害に備える 早めの行動で命を守ろう

 列島各地は梅雨の半ばに入った。

 すでに梅雨明けした沖縄、奄美地方や梅雨のない北海道も含めて、これから数カ月は台風シーズン、秋の長雨と水害が起きやすい時期が続く。集中豪雨や台風による危険が迫る前に、命と暮らしを守る備えと心構えを新たにしたい。

 甚大な被害をもたらす豪雨や台風災害は、毎年のように起きている。昨年は太平洋側から東北地方に上陸した台風10号で岩手県岩泉町の小本川が氾濫し、グループホームの高齢者9人が濁流にのまれた。関東・東北豪雨(平成27年)では鬼怒川の堤防が決壊し、広島の土砂災害(26年)と伊豆大島の土砂災害(25年)は、多くの犠牲者を出した。

 過去に例のない台風の進路や、数十年に1度の豪雨のような特異な気象が、近年は、必ずしもまれではなくなったことを、水害の恐ろしさとともに認識しておく必要がある。

 土砂崩れや河川の氾濫、高潮など豪雨や台風がもたらす災害は、地域によって異なる。都市部では、地下を流れる水路が氾濫して地上にあふれ出す都市型水害も頻発する傾向がみられる。

 まず、自分が住む地域でどのような災害が起こり得るかを知り、安全な避難場所と経路を確かめておきたい。災害時の混乱を抑えるためには、家族や近隣住民、職場の同僚などと避難意識を共有することも重要だ。

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