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【主張】東芝の混迷 残された時間はわずかだ

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【主張】
東芝の混迷 残された時間はわずかだ

 当事者同士による歩み寄りが不可欠である。そのためには日本政府も米国政府などに対し、働きかけを強めて理解を得る努力を尽くすべきだろう。

 東芝は監査法人との対立も続いている。現在も決算の承認が得られず、さきの株主総会で決算が報告できない異常事態となった。

 これまでも決算の延期を重ねている。市場の信頼を何度も裏切った責任は重大である。

 8月上旬までに当局に決算を提出し、臨時株主総会で改めて承認を得るというが、決算延期はこれで最後となるのか。監査法人と緊密な意思疎通を図り、必要に応じて過去の決算の修正にも柔軟に応じるべきである。

 東京証券取引所は、東芝株を8月1日付で1部から2部に降格させる。再建をめぐる迷走がこれ以上続けば、上場廃止も現実味を帯びる。残された時間はわずかであることを強く認識してほしい。

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