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【主張】小中学「解説書」 国の守りに理解深めよう

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【主張】
小中学「解説書」 国の守りに理解深めよう

 小中学校の新学習指導要領の解説書が公表された。日本の領土に関する記述が増えたほか、自衛隊の役割が明記されるなど、国の守りについて理解を深める学習が充実した。実際の授業に生かしてもらいたい。

 解説書は、指導要領の内容を補足し、教科書の編集指針や授業の手引きとなる。これに沿い平成32年度から小学校、翌33年度から中学で教科書が一新される。

 領土については、今年3月に告示された新指導要領で、北方領土に加え、竹島や尖閣諸島について「我が国固有の領土」と明記された。解説書では小5の社会科で、竹島は韓国に不法占拠されていることなどを明記した。

 中学社会の公民分野では、渡航制限や船舶拿捕(だほ)の事例や、日本側に死傷者が出た事件の発生例など、国家主権が侵害された歴史と関連づけた。不法占拠による問題の理解を促すものだ。

 また、北朝鮮による日本人拉致問題について、中学では、日本が解決に向け、国際社会の理解と支持を受けて努力していることなどを盛り込んだ。

 戦後の学校教育では、こうした国の安全が脅かされている国際社会の厳しい現実を教えてきたとは言い難い。むしろ目を背けてきたのではないか。

 内閣府の世論調査では竹島が不法占拠されていることを知らない大人もいる。拉致は北朝鮮の国家主導の誘拐という明白な犯罪行為だ。教師自身が歴史的経緯を含めて十分理解し、教えてほしい。

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