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【主張】新名神の工事事故 安全の原則忘れてないか

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【主張】
新名神の工事事故 安全の原則忘れてないか

 大阪府箕面市の新名神高速道路の工事現場で、作業員1人が鉄板の下敷きになって死亡した。

 新名神の工事では昨年4月以降、作業中の事故が頻発しており、これで4人が犠牲となった。深刻な事態と受け止めなければならない。

 作業現場では、安全管理が徹底されていたのか。施工計画に無理はなかったか。事故原因を徹底的に究明すべきである。

 全国の高速道路では老朽化に伴い、路面の全面改修や橋の架け替えなど、大規模な更新工事が進められている。2020年東京五輪を控え、首都圏では再開発事業もめじろ押しだ。

 しかし、安全の確保が建設工事の大原則である。これを忘れて作業を進めてはならない。

 新名神の工事現場で起きた死亡事故は、トラックのクレーンでつり上げた鉄板がフックから外れて落下し、作業員が下敷きになった。工事を発注した西日本高速道路は工事を一部中止し、大阪府警などが調査を始めている。

 新名神では昨年4月、神戸市で取り付け作業中だった1300トンの橋桁が15メートル下の国道に落下し、作業員2人が死亡し、8人が重軽傷を負う重大事故が起きた。西日本高速はこれを受けて安全対策を強化したはずだった。

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