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【主張】スポーツ界と規律 範たる組織になれるのか

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【主張】
スポーツ界と規律 範たる組織になれるのか

 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、スポーツ界への注目度はかつてないほど高まっている。

 選手強化に国から多額の助成金が充てられているのは、期待度の高さゆえだ。各競技団体に高い次元での規律保持が求められるのは、言うまでもない。

 全日本柔道連盟の新会長に、1984年ロサンゼルス五輪金メダリストの山下泰裕氏(60)が就任した。柔道界には、日本女子代表への暴力的指導や助成金の不適切受給で混乱した4年前の苦い記憶がある。

 副会長兼強化委員長として暴力根絶や代表選考の透明化など、改革を推し進めた山下氏は、東京五輪に向けたリーダーとして適任だろう。

 50歳と若い鈴木大地スポーツ庁長官とともに、創意や行動力で他の競技団体を牽引(けんいん)する存在になってほしい。

 ここ数年で、ガバナンス(組織統治)やコンプライアンス(法令順守)の概念がスポーツ界に定着したものの、不祥事との縁を断ち切れていない。

 プロ野球巨人の選手らが八百長を疑われかねない賭博行為に関与し、バドミントンでは闇カジノに出入りするトップ選手がいた。青少年の模範となるべき選手が、自らの手でスポーツの価値をおとしめる愚を、これ以上繰り返してはならない。

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