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【主張】沖縄慰霊の日 心からこうべを垂れたい

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【主張】
沖縄慰霊の日 心からこうべを垂れたい

沖縄全戦没者追悼式で黙祷する参列者=23日正午、沖縄県糸満市の平和祈念公園 沖縄全戦没者追悼式で黙祷する参列者=23日正午、沖縄県糸満市の平和祈念公園

 沖縄が戦後72年の「慰霊の日」を迎え、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園では、全戦没者追悼式が営まれた。

 昭和20年4月、沖縄本島に上陸してきた米軍を迎え撃った地上戦は熾烈(しれつ)を極めた。すべての国民が忘れてはならない先の大戦の悲劇である。

 心から哀悼の誠をささげたい。

 沖縄本島で組織的戦闘が終結した6月23日までに、日本の将兵と県民18万8千人が亡くなった。

 海軍部隊の司令官として自決した大田実中将は、最後の電報を「沖縄県民斯(か)ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜(たまわ)ランコトヲ」との言葉で締めくくった。

 沖縄戦では米軍人の戦死者と合わせ、20万人以上が命を落としたのである。

 沖縄戦をめぐり、日本が沖縄を「捨て石」にしたという非難があるが、あまりに心ない見方ではないか。あのときの日本はどこを攻められても戦っていただろう。

 沖縄を守ろうと、九州などから若者が操縦する陸海軍の特攻機2571機や空挺隊が出撃した。戦艦「大和」も沖縄へ向かったが、米軍機の猛攻撃で鹿児島・坊ノ岬沖で沈み、多くの乗組員が戦死したのである。

 そして、戦後も沖縄は苦難の道を歩んできた。昭和47年5月の本土復帰まで米国の統治下にあり、その後も最も大きな米軍基地負担を続けてきた。

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