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【ソウルからヨボセヨ】額縁の男は野望を胸にカルビを食べたのか

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【ソウルからヨボセヨ】
額縁の男は野望を胸にカルビを食べたのか

 ソウル中心部にある牛や豚のカルビを食べさせる店に韓国人の記者と行った。著名人もよく訪れる店で、レジ付近の壁には彼らのサインが飾られている。ただ2つだけ額縁に入れられ、目立ったサインにはハングルでこう書かれていた。「人が第一だ! 2015年10月24日、文在寅(ムン・ジェイン)」「本当にうまい店! 2016年6月27日、文在寅」

 文在寅大統領が以前、食事をした店だったのだ。店員によれば、文氏が大統領に当選、就任した先月、額縁に入れたという。韓国大統領も人の子。カルビを堪能し、焼酎でも飲んだのだろう。それよりも興味を持ったのは、その時期だ。

 調べてみると、15年10月24日は土曜日で、当時、文氏は最大野党の代表。翌月1、2日にはソウルでの日中韓、日韓の首脳会談が迫っていた。また、16年6月27日は月曜日で、4月の総選挙で大勝した野党が勢いづいていたころ。文氏は、今年末に行われるはずだった大統領選挙への出馬が有力視されていた。

 そのころ野党勢力では大統領の最有力候補とみなされ“野望”を抱いていたであろう文氏が、どんな心境でカルビを味わい一杯やったのだろうかを想像してみた。どうでもいいことだろうが、実際、大統領になったから気にしたくもなる。額縁でわざわざ飾られているわけだし。(名村隆寛)

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