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【岡部伸の視線】偽アカウント確認 メイ首相「惨敗」にロシアの影がちらついている 

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【岡部伸の視線】
偽アカウント確認 メイ首相「惨敗」にロシアの影がちらついている 

ロンドンの英首相官邸で声明を発表するメイ首相(AP) ロンドンの英首相官邸で声明を発表するメイ首相(AP)

 まさに一寸先は闇だった。与党・保守党が圧勝どころかまさかの過半数割れで、「ハングパーラメント(宙づり国会)」を招いた英国の総選挙である。

 負けるはずがなかった賭けに無残に敗れたメイ首相は権威が失墜。北アイルランドの地域政党の閣外協力で何とか続投して欧州連合(EU)離脱交渉を開始する見通しだが、調査会社「ユーガブ」の総選挙後調査では48%が「辞任すべきだ」と答えた。どこまで首相を続けられるか前途多難だ。天国から地獄へ。「これほど影響力が著しく衰退した政治家は過去にいない」(フィナンシャル・タイムズ紙)。「鉄の女」と呼ばれた故サッチャー元首相に多くの人が重ね合わせた「強い安定した指導者」はなぜもろくも「惨敗」したのだろうか。

 よく言われるのは選挙公約(マニフェスト)で社会保障の負担増などを打ち出した保守党が“墓穴”を掘り、対照的に労働党が若者の心を捉えたことだ。

 英スカイニューズ・テレビによると、18~24歳の若年層の投票率は66・4%で2015年の43%から大幅に上昇。18~34歳の63%が労働党に投票した。もともとEU離脱に反対が根強かったところに、労働党の大学授業料無料化が支持を広げた。

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