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【ソロモンの頭巾】「宇宙気候学」雷の発生と太陽の自転の意外な関係 長辻象平 

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【ソロモンの頭巾】
「宇宙気候学」雷の発生と太陽の自転の意外な関係 長辻象平 

都心への落雷。地上の情報インフラへの脅威だ =2009年6月 (大西正純撮影) 都心への落雷。地上の情報インフラへの脅威だ =2009年6月 (大西正純撮影)

 「雷の図にのりすぎて落にけり」

 激しい稲光と雷鳴に続いて大地を揺るがす落雷を詠んだユーモラスな句だ。

 作者は今年、生誕150年を迎えた夏目漱石。

 真夏に向けて雷の暴れる日々が増えていく。情報化社会の現代ではコンピューターなど情報機器類への悪影響も要注意だ。

 最新の研究によると雷の発生には周期性があるという。「宇宙気候学」という新領域の研究から雷の発生と太陽の自転の間の意外な関係が見えてきたのだ。

 気象や気候に及ぼす太陽の影響力を再認識させる成果は、5月に千葉市で開かれた日本地球惑星科学連合大会で発表された。

                   

 この発見には、理化学研究所や国立極地研究所、北海道大学などの研究者も加わっている。

 研究代表者の武蔵野美術大学の宮原ひろ子准教授(太陽物理学)によると、夏季に観測される雷で、15県以上の広い範囲にまたがる広域雷は、27日ごとに繰り返し発生する傾向があるという。

 宮原さんらは、気象庁が公開している1989年から2015年までの毎日の大気現象から雷の発生を抽出する作業を、北海道と沖縄を除く45都府県について行った。

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