産経ニュース

【日曜に書く】北の国から挑戦が始まった 網走、パラスポーツに挑む16歳 論説委員・佐野慎輔

ニュース コラム

記事詳細

更新

【日曜に書く】
北の国から挑戦が始まった 網走、パラスポーツに挑む16歳 論説委員・佐野慎輔

 きょう11日、横浜国際プールで開かれる日本知的障害者選手権水泳競技大会に16歳の高校1年生が挑む。山口源起くん。

 この春、高校生活を始めた山口くんにとって、初めて北海道代表として臨む大会である。

 先日、将来性豊かな障害者スポーツ選手の支援を目的に創設された「日本財団パラアスリート奨学金」制度の適用をうけ、奨学生となった。「これを励みに、パラリンピックを目標に頑張ります」。身長165センチ。クロールと背泳ぎが得意な小柄な体も、記録とともに大きく伸びていくに違いない。

オホーツクの風うけて

 山口くんが学ぶ日本体育大学付属高等支援学校は今年4月、オホーツク海の風をうける北海道網走市に開校した。

 知的障害の男子のみ、現在1年生19人が在籍する。北海道10人に加え、本土から9人が北の大地にやってきた。東京、神奈川、千葉、埼玉と長野、愛知。校舎に隣接して新築された3階建ての寄宿舎に暮らす。

 山口くんは北海道だが、網走から遠く離れた旧渡島支庁の北斗市出身。初めて両親のもとから離れた生活も「友達がいるから楽しい」と屈託なく笑う。様子を見たくて同校を訪ねた。

 3階建ての校舎は、もとは道立職業訓練校だった。ここを日体大が譲り受けて改装し、教室と実習室を設けた。

続きを読む

「ニュース」のランキング