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【主張】10代の活躍 才能伸ばし日本の元気に

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【主張】
10代の活躍 才能伸ばし日本の元気に

 10代の活躍がめざましい。将棋では史上最年少でプロとなった14歳の藤井聡太四段がデビューから23連勝中だ。卓球では13歳の張本智和が世界選手権男子シングルスで準々決勝に進んだ。

 女子シングルスで48年ぶりの銅メダルを手にした平野美宇も17歳、女子ダブルス銅の伊藤美誠、早田ひなは16歳だ。若者が躍動する姿はすがすがしく、社会全体が明るくなる。若い才能の開花が日本の元気につながることを改めて認識させられる。

 藤井四段は非公式戦ながら、第一人者の羽生善治棋聖を破った。実力はすでにトップクラスとも評され、この1年は将棋ソフトを使って力を培ったという。

 人工知能(AI)の活用で才能を伸ばした、新時代を象徴する人材といっていい。

 卓球界の取り組みには学ぶところが多い。2001年に12歳以下の小学生を対象とする代表チームを設け、翌02年には優秀な中学生を本場ドイツに留学させる英才教育も始めた。日本オリンピック委員会が都内に置く「エリートアカデミー」も若者育成策の一つで、張本や平野も在籍している。

 サッカーでは、20歳以下のワールドカップ日本代表に、15歳の久保建英(たけふさ)を選んだ。20年東京五輪を戦う世代であり、「飛び級」での招集に当たる。若い才能を、より上のレベルで活用しようとする試みは歓迎できる。スポーツにかぎらず、才能ある子供を伸ばす社会の仕組みを、多くの分野で積極的に模索すべきだろう。

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