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【主張】中国の海洋進出 「北朝鮮」に劣らぬ懸念だ

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【主張】
中国の海洋進出 「北朝鮮」に劣らぬ懸念だ

中国が建設を進める南シナ海の人工島(ロイター) 中国が建設を進める南シナ海の人工島(ロイター)

 南・東シナ海における中国の強引な海洋進出が続いている。これは、日本や国際社会にとって、北朝鮮の核・ミサイルと並ぶ安全保障上の懸念材料である。

 朝鮮半島に関心が集中する陰で、中国が南・東シナ海で「力による現状変更」を図ることは、到底容認できない。

 日本や米国が、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で、中国の海洋進出を批判したのは当然だ。フィリピンやベトナムなど沿岸国が泣き寝入りせぬよう、日米が安保協力を進めることが欠かせない。

 稲田朋美防衛相は講演で、「国際的ルールに基づく秩序を覆すのは無思慮で非生産的な行いだ」と中国を牽制(けんせい)した。「傍観する対応はとらない」とも語った。

 海上自衛隊の護衛艦が最近、比越両国へ寄港したのは、その一環である。海洋の自由を尊重する日本の姿勢を示し、沿岸国を支える行動を重ねていくべきだ。

 マティス米国防長官は、人工島へのレーダーやミサイル配備を「軍事拠点化」と非難し、「ルールに基づいた秩序を壊す中国の行動は受け入れられない」と強調した。米海軍は5月、トランプ政権下で初めて、南シナ海で「航行の自由」作戦を実施した。

 これらは、中国の一方的な行動を容認しないトランプ政権の意思を示したもので、評価できる。

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