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【主張】G7とテロ 進化した脅威への備えを

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【主張】
G7とテロ 進化した脅威への備えを

 テロや暴力的過激主義は国際秩序への挑戦である。先進7カ国(G7)としても、断固たる決意のもと、対抗していかなければならない。

 イタリアで開かれたサミットは、テロを非難し、結束して対策強化を図る「タオルミナ声明」を発表した。直前に起きた英マンチェスターでのテロを受けたものだ。

 英自爆テロは、コンサート会場が狙われ、聴衆の少女らが犠牲になった。組織的犯行だったことへの衝撃も大きく、過激組織「イスラム国」(IS)は犯行を主張する声明を出した。

 ISの支配地域は縮小しているものの、外国出身の戦闘員は母国など各地に散り、若者を過激主義へ勧誘し、暴力をあおっている。テロの懸念が高まっているとも認識しなければならない。

 勧誘や扇動の道具として利用されているのが、インターネットだ。G7声明も、ネット上でのテロとの戦いを強調し、暴力を促すコンテンツを自動発見する技術の開発などに言及した。

 メイ英首相は「脅威は進化している」と強い危機感を示した。

 伊勢志摩サミットでの対テロ「行動計画」など、G7はこれまでもテロへの対抗措置を掲げてきた。英自爆テロを許したのは、取り組みがなお十分ではなかったことを意味していよう。

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