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【主張】英国で自爆テロ 備えと結束を新たにせよ

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【主張】
英国で自爆テロ 備えと結束を新たにせよ

 英中部マンチェスターのコンサート会場で自爆テロがあり、多数が死傷した。

 10代の若者ら、米人気歌手のファンが会場を埋め尽くしていた。爆発音がとどろくと聴衆は外に出ようと逃げ惑い、現場はパニックになった。

 無差別殺人を意図した極めて卑劣で残忍な犯行である。いかなるテロも、決して許してはならない。

 この日を心待ちにして集った多くの若者らが命を奪われ、傷ついた。男による犯行の動機や共犯の有無、イスラム過激組織とのつながりなど、事件の全容解明を急いでもらいたい。

 英国では今年3月、ロンドンの国会議事堂周辺で、男が車で通行人を次々とはね、5人を死亡させるテロがあった。

 このときの凶器は乗用車とナイフだった。今回は、当局が目を光らせているはずの爆発物が使用された。しかも、会場は最大収容人数が約2万1千人という欧州最大規模の屋内競技場だった。

 警戒を強めている英国でも、こうした凶行を防げなかったことを重く受け止めねばなるまい。

 2005年のロンドン同時爆破テロ以降、英国は対策に力を入れ、多数の監視カメラを配置し、情報機関の権限も拡大した。

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