産経ニュース

【正論】将来見据え、日本にふさわしい皇室のあり方の議論を 学習院大学学長・井上寿一

ニュース コラム

記事詳細

更新

【正論】
将来見据え、日本にふさわしい皇室のあり方の議論を 学習院大学学長・井上寿一

学習院大学学長の井上寿一氏 学習院大学学長の井上寿一氏

 ≪日本の目標にふさわしい制度へ≫

 天皇陛下と国民は戦争と平和をめぐる時代感覚を共有している。国内の戦没者慰霊やサイパン、パラオなど国外での戦地慰霊は、この観点から重要な意味を持つ。昭和と平成に共通する戦争と平和をめぐる時代感覚は、大きな区切りを迎えつつある。次の時代の天皇陛下と国民はどのような時代感覚を共有できるのか。その感覚を共有する国民から尊敬される天皇陛下の下で、残された課題は解決に向かうだろう。

 これからの日本の国家目標は、少子超高齢化社会での持続的な発展と先進国としての国際的な責任の分有になる。そうだとすれば、象徴天皇制度はこのような日本にふさわしいものとして存在していくべきだと考える。(学習院大学学長・井上寿一 いのうえ としかず)

「ニュース」のランキング