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【ソウルからヨボセヨ】待ちに待ったバス停 文在寅新大統領にも“足元”の政策に取り組んでほしい

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【ソウルからヨボセヨ】
待ちに待ったバス停 文在寅新大統領にも“足元”の政策に取り組んでほしい

 最近、ソウル支局の近くに待ちに待ったバス停が完成した。といっても以前から歩道脇にバス停があったのだが、道路のど真ん中に中州型の路面電車のプラットホームのようなバス停が整備されたのだ。

 これが実に便利。4車線もざらのソウル市内の道路にあって最も中寄りがバス専用レーンで、自宅から渋滞知らずに、20分足らずで支局に到着する。網の目のように張り巡らされたバス路線を乗りこなせば、地下鉄やタクシーを使うよりスムーズに移動できる。

 日本で経験した人も多いかと思うが、歩道脇のバス停では、バスが止まるたび、駐停車した車に邪魔され、もたつくことが多い。支局近くの大通りでも、しょっちゅう一般車の渋滞にはまり込んでいた。

 この中州型バス停は、李明博(イ・ミョンバク)元大統領がソウル市長時代の2004年から本格導入された。ゼネコン大手の会長出身だけあって実に大胆な“発想の転換”だった。彼の大統領在任中を含め、最近の韓国大統領がこれほど目に見えて庶民の生活に貢献した政策はすぐには思いつかない。

 文在寅(ムン・ジェイン)新大統領は、李明博・朴槿恵(パク・クネ)両保守政権時代の「積弊清算」を第1の公約に掲げているが、まずは、この中州型バス停のような“足元”の政策に取り組んでほしいものだ。(桜井紀雄)

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