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【主張】サイバー攻撃 危機感持ち自衛策講じよ

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【主張】
サイバー攻撃 危機感持ち自衛策講じよ

 世界中で過去最大規模のサイバー攻撃が仕掛けられ、多数の被害が報告された。病院や鉄道なども攻撃にさらされ、英国では病院での手術を中止する事態も起きた。

 金銭目的とみられるが、一般市民の安全、生活を脅かす明らかなテロ行為である。断じて許されない。

 日本でも日立製作所などで複数の被害が報告された。政府や企業は警戒を強め、被害の拡大を防ぐことに全力を挙げるべきだ。

 パソコンを仕事や生活で使う以上、攻撃を避けるのは難しいが、いかに被害を小さく抑えるかを考えねばならない。

 国民レベルでも、コンピューターウイルスの侵入を予防する自衛策を地道にとるなど、危機感を共有することが重要となろう。

 攻撃には「ランサム(身代金)ウエア」と呼ばれるウイルスが使われた。パソコン内のデータを勝手に暗号化し、復元したいなら仮想通貨を支払えと要求する、卑劣な手口である。

 ウイルスの侵入を許せば、深刻な影響が生じる場合もある。企業や公共機関などは、パソコンに最新式のセキュリティーソフトを導入する措置が欠かせない。

 被害に遭った企業の中には、要求に応じるケースもあるが、テロ行為であることを厳しく受け止め、要求に対して安易に応じるべきではなかろう。

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